二代目社長が会長に悩む

こんにちは　うちなー企業コンサル・同族.家族経営の跡継ぎ(後継者・二代目社長)悩み応援サポーター　行政書士の上原輝夫です

「上原さん、経理のシステム更新したから、稟議書のデザインが変更されたんだけど」とは、コンサル先の後継の長男で二代目の
社長さん。

「確か先月でしたよね」「そう、接待交際費の稟議書が、会長が見づらいって」「カスタマイズできないんですか？」「旧規格に
は無理らしい」「仕方ないですね」「それが、会長は前の稟議書が見易いから、接待交際費だけは、前の稟議書で廻してって」

「何か理由でも？」「自分でもデータとっていて、余白スペースに書き込めるらしい」「従うと、効率わるいですね」「そうよ」

創業者である、父親の会長は、会計ソフトの詳細までは把握していません。システムを更新した場合、帳票の規格やデザインが全
面改定され、旧様式の稟議書は使用できないことを感覚的に、理解ができません。

経理担当が新システムに入力して、更に旧稟議書の様式を、このことだけの為に新たに作成し、そこに同じ内容の稟議書を作る。
接待交際費だけと云っても、無駄な作業です。担当者にも負担が掛かります。

「上原さん、会長を説得してもらえない」「いいですよ、ムダ・無理を説明すれば大丈夫だと思います」「助かるよ～」

「ムダ・無理を説明したら、旧様式をパソコンに入れて欲しいそうです。自分で入力して保管するそうです」「それだけ」「あと
新しい稟議書を廻す時に、コピーを1枚付けて欲しいそうです」

「珍しく納得したね、あれだけ説明もしたのに」「迷惑をかける人がいると話したら、そうかって、私も部外者だから強く言える
んですよね」「伝え方も大切だね、次からもっと考えないとね( ´艸｀)」

金融機関が融資に消極的になる会社　【1分コラム】
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